ファクタリングを利用する際に意外と重要な「掛け目」とは?

ファクタリングの掛け目

担保の評価額に対しての掛け目

 

事業を調達するためにファクタリングを利用する事業主の方が最も気になるのが売買する際の手数料ではないでしょうか?

 

実はこのファクタリングでの手数料よりも重要となる売掛債権の「掛け目」があります。

 

そもそも掛け目という言葉は貸金業者や金融機関が融資をする際に担保物件の評価額に対する融資限度額の比率のことを指す言葉です。

 

たとえば

評価額1億円の不動産担保×掛け目75%=限度額7,500万円

といったように資産や担保の価値に対しての金額の割合が掛け目となります。

 

つまり金融用語での書け目は担保に対し時価よりも低い評価となる比率なのです。

 

掛目って担保の評価額からの割合のことを指すのか。
じゃあファクタリングでの掛け目って何だろう?


ファクタリングにおける掛け目とは?

融資などの金融用語においての掛け目と同じようにファクタリングにも掛け目が存在しており、どういった意味になるのでしょうか?

 

ファクタリング会社は売掛先から回収する売掛債権を買い取ることによって現金化するサービスとなります。

 

ファクタリングサービスはお金を貸す融資とは違いますが、売掛金となる債権額をそのまま資金化してくれるというわけではありません

 

たとえば、取引先に1,000万円の売上債権があり、掛け目20%程度がかかってくると考えます。

 

この場合、ファクタリングによって現金化するこができるのは800万円となります。

掛け目の計算式

売掛金1,000万円×掛け目20%=800万円が現金化

 

この掛け目というのは売買手数料ではなく売掛金に対する評価額の割合でありすべてが手数料となるわけではありません。

 

銀行やノンバンクなどの不動産担保融資でも、まずは担保を評価額を査定し、そして融資額を決定する場合に掛け目が差し引かれることになります。

 

したがって資産価値や担保価値の評価額は常に100%とすることができず、回収をすることが出来ないリスクなどを加味して、そして資金化できることになっているのです。

 

銀行の融資はもちろんですが、ファクタリングを利用する際にもこの「掛け目」の割合が設定されていますので、売掛金の100%の金額を資金化出来るというわけではありません

 

ファクタリング初心者にとって、「売掛金の満額を資金化できる」と考えている方も少なくありませんが必ずしもそういうわけではありませんので覚えておきましょう!

 

ファタクタリングの掛け目についてですが、その売掛債権のリスクの度合いによって比率が設定されることになります。

 

つまり売掛債権の回収リスクが高ければ高いほど、それだけ掛け目のパーセンテージが高くなり、反対に確実な取引先からの売掛金であれば低い割合の掛け目となるのです。

 

銀行などの金融機関もファクタリング会社も同様に、売掛債権が問題なく回収することができるのかどうかという点が重視されることになります。

 

したがってなるべく掛け目のパーセンテージを抑えたいのであれば堅実な企業との売掛債権が必要となり、あまり信用のない会社からの売掛金は高い割合の掛け目となってくるのです。

 

次はファクタリングの「掛け目」「手数料」について解説していきます。



ファクタリングにおける掛け目と売買手数料の違い

ファクタリングでの掛け目と売買手数料の明確な違い

このように、ファクタリングの売掛債権の「掛け目」は、回収リスクによって変動する手数料であり、ファクタリング会社の取り分となります。

 

そこで、ファクタリングの「掛け目」と「売買手数料」は具体的にどう違うのでしょうか。

 

よくファクタリング会社のホームページで「売買手数料」として表記されているのを見たことがあるのではないでしょうか?

 

ではこの売買手数料と掛け目とはどのような点で違いがあるのか知っておく必要があるでしょう。

 

先程述べたように、掛け目とは、売掛債権の回収リスクに合わせて変動するものでありリスクを加味して金額が計算される割合となります。

 

その点、売買手数料というのは掛け目の中に含まれることになり回収した売掛金から差し引かれる割合となるのです。

 

ファクタリングによって売掛金を現金化する場合、売買手数料がかかりますが売掛金に対する数%から20%が相場と言われています。

 

実際にファクタリング契約をした場合には、掛け目として債権額の20~30%が差し引かれることになるのですが、ここで重要なポイントとなるのがこの相場の部分をはみ出した部分が掛け目であるか売買手数料という点です。

 

売買手数料と掛け目の違いとして、売買手数料はファクタリングを行なう上で、その手数料として申し込みをした事業者がファクタリング会社へ支払うものとなります。

 

したがって売買手数料に関しては回収した売掛金から払い戻しされることはありません

 

その点、掛け目というのはすべてがファクタリング業者の利益となるわけではなく留保金となります。

 

つまり未回収の債権が問題なくファクタリング会社へ支払いが済んだ後に売買手数料を差し引いた掛け目の金額は返金されることになるのです。
ファクタリングの掛け目と手数料

図解!わかりやすいファクタリングの手数料と掛け目の仕組み


ファクタリングでは債権の総額に対し掛け目が引かれた金額が現金化されることになります。

 

この掛け目の中に

  • ファクタリング会社の利益となる売買手数料
  • 交通費や登記費用などの諸経費

が含まれており、債権回収後に掛け目の残り分が払い戻されることになる仕組みとなっているのです。

 

手数料や掛け目をごまかす悪質なファクタリング会社の存在

悪質ファクタリング業者

このファクタリングでの売買手数料や掛け目ですが一部の業者では掛け目と記載されていても返金されない悪質なファクタリング会社もあります。

 

特にファクタリング初心者の場合にはこの「掛け目」と「売買手数料」が曖昧な解釈となっていることが多いため注意する必要があります。

 

また、ファクタリング会社によっては最初から明確な掛け目と記載されておらず、20~40%の売買手数料として設定されていることもあります。

 

この場合も同様に悪質なファクタリング会社ですので、くれぐれも売買契約をしないように注意をしましょう。

 

掛け目というのはあくまでも留保金扱いであり売買手数料とは異なり払い戻しされるという点で大きな違いがあります。

 

掛け目と手数料はこのように大きな違いがありますので見積もりや査定の時点で明確な違いがない場合だったり、あるいは掛け目の割合が何%か記載されていない場合は注意が必要です。

 

またファクタリング契約の際に掛け目の留保金がどうなるのかなども問い合わせをしながら契約すれば安心しtれ現金化することができるでしょう。

ファクタリング会社を比較する際には掛け目が重要

掛け目は業者を比較するポイント

ファクタリングを利用する際には、入金スピードや2社間、3社間ファクタリングが選べるなどもポイントとして押さえておく必要があります。

 

しかし、それと同時に、ファクタリングの掛け目はとても重要なポイントといえるでしょう。

 

利用するファクタリング会社を比較する重要な点として契約条件をしっかりと確認をする必要があります。

 

この比較する契約条件に「掛け目(入金可能額)」「売買手数料」をチェックしておきましょう。

 

ファクタリング契約締結後に入金されることになりますが、この資金については基本的にはファクタリング会社の手数料が差し引かれて入金されることになります。

 

そのため納得できる掛け目でなければ、契約をすることは避けなければなりません。

 

ファクタリングにおける最大のデメリットはこの売買手数料とも言われています。

 

売掛金が大きくてもそれを満額受け取ることが出来るというわけではなく、売買手数料や、その他にも、掛け目が差し引かれる形になります。

 

掛け目は保留金という形で後ほど支払われることになりますが、ファクタリング会社によってはこれが差し引かれてしまい、そのまま払い戻しされないこともありますので、このあたりをしっかりと確認しておくことがとても大切といえるでしょう。

 

手数料を支払った上での収支のバランスだったり、あとは掛け目の大きさがどの程度なのか、総合的なキャッシュフローの計画を立てた上で効率的にファクタリングで資金調達するようにしましょう。